2010年12月28日

Teena Marieよ安らかに眠れ!


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26日、アメリカのSOUL/R&BシンガーTeena Marie(ティナ・マリー)が亡くなったそうです。まだまだ若いのに残念なことです。この人を知ってるという日本人には、数えるほどしか会った事がないし、ましてや好きだと言う人には私はまだ一度もお会いしたことが無いのですが、アフリカン・アメリカン達には、彼女に絶大なる支持をする老若男女のファンがわんさか居て、今回の訃報でショックを受けているbrothers&sistersの書き込みとお悔やみの言葉がFacebookにもあふれています。

知らない人はぜんぜん知らないであろう彼女は、アメリカ黒人社会で『ソウル・シンガー』と認められた稀有な青い目をした白人です。言葉にすればそれだけのことかもしれないけど、黒人と白人の確執を体験した方なら分かるはずで、それはちょっとあり得ないくらいのスゴイことなのであります。私の知っているだけでも、ラジオで彼女とLIVEでお話しした女の子が嬉しさのあまり狂喜して、しまいには泣きだしたことがありました。それほど、彼女の歌声は黒いハートに火をつけるだけの熱い魂と優しい愛があるということの証だと思えてなりません。

日本のファン達が黒人音楽に求めてるものは何なんでしょうネ?ドレッド・ヘアやタイトなダンス。しなやかなコブシ回しやワイルドなアティチュード…それはそれは素敵です。私も激しく同意します。語りつくせないほど魅力はたっぷりあるけれど、なんでこのブルー・アイド・ソウルな白人ティナ・マリーが、人種の壁をひらりと越えてこんなにも愛されるのかを思う時、日本人にはまだ感じられていない”忘れちゃならないもう一つの何か”を、黒人の人は感じてる/求めてるのじゃないか、と思うのです。それがあったからこそ、100%の愛で受け入れられたのに違いないと。漠然とですが、そう感じます。それでやっと、音楽が音楽本来の力を発揮したのだと。でも、日本人にはほとんど人気が無い。ブラック・ミュージックのファンにさえ知る人が少ない…ここんところのワケは、一体なんなんでしょうねえ。きっとすごく大事なことのはずですよね。

ティナ・マリーの魅力は声にあるとする黒人は多いですが、それだけでもなさそうです。彼女は、とりわけて踊りまくるわけでもないし、そんなに絶世の美女とも思われない。(これは私の勝手な判断ですが)それでも何かが光り輝いているらしい。私の知り合いのあるラスタの女性は、一筋縄ではいかないアフリカン・ルーツの信仰者で、道でドレッド・ヘア風の髪型をしている白人の男の子を見れば呼びとめて、「あなた達はその髪型をしちゃいけないの。なぜなら…」と延々と納得させるまでアメリカ黒人の歴史のお説教をするような女性だけど、その人でさえティナ・マリーは素晴らしいシンガーだと私に言っていました。「歌ってる時の彼女はぶっ飛んでる。She's up there.」だからだそうです。世界中のあちこちにはびこる黒人ワナビーズじゃないと判断しているわけです。

黒人音楽の殿堂アポロ・シアターに来るお客さんは厳しいので有名。そのオーディエンスを沸かしに沸かしているこの素敵なLIVE映像を見ながら、私は心から彼女に尊敬を贈ります。ラヴ・バラードを歌わせたら最高にロマンティックな人だけど、ここではちょっとGangstaなパフォーマンスを。Gangsta=ヤバイ魅力、それこそが私が彼女に感じてるものだからです。



Her voice, music, lively performance will be remembered by all the soul music lovers.
R.I.P., Teena. I loved your "Gangsta" style.

そんな風に書き込みをしたら、黒人男性のお友だちからこんなリプライがきました。

Yes indeed! You said it best, Chi!

やっぱりね。

To Teena…
大切なことを教えてくれてありがとう。素晴らしい歌い手の貴女にBIG UP!


…♀…

posted by chi-B at 03:40| 大阪 ☁| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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