2012年11月01日

『月がとっても青いから』はエエ本です!


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ブログを見て下さっている皆さん、お久しぶりです。お元気ですか。あんなに暑かった夏はもうはるか遠くに過ぎ去って、今日はちょっと冷たい風が強い大阪です。もう秋も深くなってきましたネ。灯油売りの車がいつ来るのか、ずっと耳をすまして待ってるところです。でも、来そうにないねん。来週かな。。。夜の冷え込みはちょっと嫌なんだけど、こんな風吹く日は空が綺麗。高いところに輝く月と、主役に躍り出て来たオリオン座。大人たちが空を見上げてるのは、そこに大好きな人の面影が見えるから。

先日来、寝る間際にまた新しい本を読んでいました。『月がとっても青いから』。私の大好きな作家さん、清水哲男さんの一番最近の本です。京都で生まれて、現在は鹿児島に住んでおられる清水さんの10歳から11歳のころ、そう、遠い昔の優しい家族や家族同然の御近所さんたちの忘れられない思い出のかずかず。

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あの頃…という言葉で表わされる昭和のあったかさ、深さ、心の妙を詰め込んだような本です。言葉も、毎日の暮らしぶりも、なんだか身近に感じるけれど、こんなに細かいところまでよく覚えてはったなぁとビックリもします。これはもはや、本と云うよりも、タイム・トラベルさせてくれる乗り物?昭和の子供は、大きくなっても子供なところを胸の奥に消せずに持っていて、そこに永久保存されていた言葉や景色を、そっくりそのまま原稿用紙に書きだしてくれはったんやろか。その瞬間の自分の思いもそっくりそのまま。混じりけのないストレート・パンチだから、私の胸にすとんとはまるのかな。

masta.Gは眼底出血して以来、左目がちゃんと見えないので、私が声に出して読んでさしあげました。声に出したら、また一歩深く、本の中に入っていくようで好きなんです。この本を朗読するLIVEができたらいいな、とGさん。ほんまにね。そんなことがホントにできたら嬉しいネ。音楽も演奏して。。。考えてるだけで楽しくなってきた。笑

そうだ、一番記憶に残ったひとことを清水さんは聞きたいというてはったように思うので…。私はこれです。清水さんのお父様が仰った言葉。。。

『わしらは大勢でひとつのもんをつくるんや。それが仕事っちゅうもんやで』


こんな大事なことを教えてもらいながら育った子供は、きっと大きな気持ちで世の中を見渡せるようになるに違いない。これは本当に大事な教えやと思います。奇しくもmasta.Gもこれをよく言っています。彼もまた職人さんのお父さんに、大事に厳しく育てられた人。清水さんと同年齢。この昭和29年うまれは侮れない人々です。愛ある拳骨をくらってきた男の子…子供の心を持った、戦士みたいな大人になって、周りをちゃんと見つめながら、今もいい仕事を続けている人ばっかりや!

さてさて、私は今日も空を見上げて歩こう。ナツカシイ顔をそこに見ながら、恋しい声も聞きながら。もう何冊目かの、良い本をありがとう。清水哲男さん♪

…♀…

posted by chi-B at 16:38| 大阪 ☁| Comment(10) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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