2007年05月31日

第十話 風に向かって進め


My ”ミュージック”=MUSIC+MAGIC
このカテゴリーに書くことは、私の音楽の道の記録であります。

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QueenB & The B-Funk All Starsというバンドは流動的で、ドラムスのmasta.G、そしてボーカルのQueenB(chi-B)をのぞくメンバーはたえず入れ替わっていました。ずっとずっと、オーディションが続いていたといってもいいくらい、あらゆるジャンルからのプレイヤーを呼んで実践のLIVEをやりながら、試行錯誤をつづけていたバンドです。そしてもう一つ特色がありました。それは音楽とは少し離れているかもしれませんが、アメリカのライブ・ハウスのシーンを見てきたmasta.Gが日本で試してみたかったこと。お店自体の営業方法の違いです。

日本でライブ・ハウスというと、ステージがあり、オールスタンディングにせよ客席があるにせよ、お客さんはみんな、カウンターに飲み物を買いに行くセルフ・サービスがほとんどです。入場したときにドリンク代が一斉に集められ、チケットが手渡されてそれを消費する。。。たいていそれだけのことです。まるで食券を買う食堂みたいですね。アメリカのライブ・ハウスはどうかというと。。。エンタテインメントが確立している彼の地では、どれだけ混雑してても、そこには世話をしてくれるウエイトレスがちゃんと居ます。(大きいホールはさすがに無理ですが)元気で明るくてフレンドリーな女性が、話しかけてきておかわりの注文を取って、大きなお盆を片手で頭上までかかげて、踊るお客さんの間をにこやかにぬって歩く。愛想がよければチップもはずんでもらえるし、個人対個人の人間同士、一期一会のつきあいがあるものです。(これはスーパーマーケットのレジ係りでも同じこと。チップこそ無いけれど。)

masta.Gはそれを日本に、私たちのLIVEに、取り入れようと決めます。

The BusyBeez(はたらき蜂)と私が名づけた女の子たちは、ウエイトレスをやる役目が第一でした。曲によってはコーラスをしにステージに上がり、それが終わるとまた会場中に散らばって、注文を聞き、ドリンクを運び、あちこちで身体を揺らして踊る大事な役目を担っていました。いざやってみると、masta.Gの思惑通り、お店の売り上げはダントツに上がって、オーナーさんたちを仰天させたものでした。あれをどうして店側はやらないのか…と思います。本当の意味のウエイトレス及びホステスです。たえず店中に気を配って、お客さんのニーズに打てば響くスピードで応えられる”はたらき蜂”。これを教育するのは難しいもので、なかなかそう私やmasta.Gの思うようにはなりませんでしたが、それでも珍しくて華やかなのでお客さんにも大人気でした。この形でいろんなLIVEに出演させてもらいました。


さて、そうこうして音楽している間にも、例の父の勤めていた会社の負債と倒産のあおりはずっと追って来ていました。ほとんど寝たきりに近い父はもうアテにはならないと判断した母が、知り合いに来てもらって自営で不動産業を続けていこうとしていました。宣伝と売り出し中の物件のチラシをつくり、それを各家にポスティングするのです。母はそうとう頑張って、一日2千枚ほど一人で配り歩いていました。それでもほとんど依頼はなく、世は不景気に突入したばかり。私も昼間はその不動産のチラシを配り歩いていました。毎日のように銀行から、ついでは銀行の権利を受け継ぐ保障会社から人がやってきて、家と土地を売るようにとのご勧告。母は闘い続けていました。銀行を相手取っての裁判も数年続いていました。でも、結果的にはまけた形となりました。ついにその日が来て、私たちは住む家を出ることになります。

そこは、私が大切に思っていた家でした。ちいさいころ、大阪市内におりました。道より低いような土地にある長屋に住んでいて、同級生達から「馬小屋〜!」と大声だしながら屋根に石を投げられたことがあって、そのときに母がまともな家に引っ越そうと決心したそうです。まともとは、何を持ってしてまともなのか、母の真意はわかりませんが、今の南大阪の土地にちいさな売り家を見つけ、引っ越してきました。中学生時代からずっと住みながら、もっと綺麗に改築して欲しいと父にお願いすること数十年。「家なんて、寝られたらええんや!」といい続けていた父もついに重たい腰を上げてくれて、私がカリフォルニアに留学する前にやっとこさ改築が始まりました。

屋根の瓦、外壁、庭の木々、壁紙、タイル、照明、ドア、ドアノブ、家具…。父が「お前の好きなようにしろ。選ぶものはぜんぶ任せた。」といってくれたので、金額の上限はあったにしろ、その限界まで使って、ほとんど好みの通りに出来上がった大好きな家でした。その家とのお別れでした。家が出来てすぐにアメリカにいってしまったので、まともに住んだのは留学前の三ヶ月と、帰ってきてからの2年足らずだけでした。父は、出て行くこと無い!居座ったらいいんや。と言いましたが、母はもう我慢ならなかったのでしょう。

寒いクリスマスの時期の引越しでした。大きな家から、小さな家への引越しほど困ることはありません。荷物が入らないんですから。とうぜん、たくさんのものを捨てることになります。うちもトラック3台分くらいの荷物をお金を取られて捨てました。なにがなにやら混乱して覚えていないくらい壮絶な一日でした。朝8時くらいからはじまって、夜中の3時までまだ引越しセンターのバイトの子たちが十数人、まだ帰れないと家に電話していた姿を思い出します。この引越しの数日後、母は身体を壊してお腹の手術を二回受けています。ぐんと老けたのはこの頃からです。父もまた入院し、私はアメリカから帰ったときのように再び一人で三ヶ月あまりを暮らすことになりました。はじめての知らない家での不安な夜は眠れなくて、毎日、朝日が出てくるまで起きてましたね。昼になると、真冬の北風に向かって病院へ通う。私だってフラフラでした。寒いし、家はなくなるし、親は弱るし。歩いてても腰が曲がってくるような、そんな重さに耐えていた頃も、masta.Gさんにはよく励ましていただきました。がんばれよって。幸いなことに、私の心は元気で、戦う気持ちが満々にあったのでした。そして、自然にこんな曲ができました。

Go Against The Wind
 作詞・作曲:chi-B ファイナルミキシング:masta.G
 バックトラック作曲:Kaz h.



















 All Rights Reserved. 転載・配布はしないで下さい。
 著作権は上記三人にあります。


もしも夢が遠すぎると思ったら、あなたはどうする?

ゆっくりと忘れて、それでいいと思えるの?


ある日道を歩いてて、気が狂いそうな思いに駆られた。

涙がこぼれ落ちて、言葉はぜんぶ、ため息になった。


私は風に向かって進もう。そこに答えがきっとあるから。

風に背を向けずに行こう。いつの日か心の平和を手に入れたい。


家はなくなってしまったけれど、私には家庭がちゃんとある。

私は風に向かって進んでいける。 



〜つづく〜




posted by chi-B at 03:02| 大阪 ☀| Comment(3) | 音楽物語 GROOVE TAO(道) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月29日

Busy off tha hook!

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新しいCD制作中。そのポスターも試作中。それとは別口で新しい曲も模索中。身体の動きも練習中。もちろん歌も。LIVEイベント企画中。年がら年中の延々「なんとか中」ばっかりの私の毎日です。終わりなんていうのがなくて、続く楽しみというか、そういうので充実してます。が、しかし、たまにゴロゴロ転がってます。笑

夜になると本の虫。眠くて目が真ん中に寄ってくるほどギリギリまで読んでしまってます。今はね、「岡部伊都子集1」を読んでいます。現在もう80歳を過ぎて京都で療養されている岡部さんですが、私と同じ年頃に書かれたものを読ませていただいていると、ものすごい共感できる部分が多くて、「あぁ、こんな気持ちを持て余して、身体を壊すほど考えて、眠れない夜を幾晩も原稿用紙に向かって、作品を残して来はったんや。」と改めて思い知ります。

大正生まれの女性は、戦争を生き抜いて来られてます。私の想像を絶する不自由やショッキングな出来事を体験して、それでも心飛ばそうと懸命に羽ばたいてはった。。。こういうのを知ってしまうと、もう私などは文句は言えません。今の子供たちや私の悩みなんて贅沢の極みやな、と思います。海外の、特にアフリカン・アメリカのインディーズのミュージシャンをグルッと見て廻っても、それを痛感します。貧乏で、しかも若くして子供がいる人がなんと多いことか。小さな子ばっかり4人を育ててる人も居ます。それでも、それをバネに糧にして「音楽」をやってる。しかも強力にポジティヴ・バイブレーション。

よし!明日もがんばろう。Let's get busy now。
posted by chi-B at 02:05| 大阪 ☁| Comment(4) | アマリタマリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

あ 週末?

あらら、もう一週間たったのね あせあせ(飛び散る汗)






posted by chi-B at 03:36| 大阪 | Comment(2) | アマリタマリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月25日

熱い熱い!

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IT'S THE B-FUNK -LIVE録音-
イッツ・ザ・ビーファンク



作詞、ボーカル: QueenB(chi-B)
ドラムス、演奏アレンジ: masta.G

ウッド・ベース、ギター、パーカッション、キーボード:
The B-Funk All Stars コーラス:The BusyBeez

Recorded @ The Nest Sloon


ONCE I GOT IT WRONG, WALKING SOMEONE-ELSE'S WAY.
(自分らしさを失いかけて、私はいちど間違った)

THEN THE TIME CAME & TOLD ME TO START ANEW.
(時が訪れ、私にもう一度初めからやり直せと教えてくれた)

THAT'S WHY I'M DOING WHAT I'M DOING EVERYDAY.
(だからこうして毎日を、ご覧のとおりに生きている)

JUST WANNA SHOW YOU THAT YOU CAN DO IT, TOO.
(ただ知らせたいだけ。あなただってそう出来るということを)


LIFE GOES ON, NO MATTER WHAT YOU DO OR SAY.
(何をしてても、何を言っても、人生は刻々と過ぎていく)

YOU'D BETTER FIND THE WAY YOUR SOUL DESIRES.
(自分の魂が、真に望むような生き方を見つけなきゃ)

THE INNER VOICE WILL LEAD YOU TO THE TRUTH, ONE DAY.
(内なる声に耳を澄ませば、いつしか真実へと導いてくれるだろう)

UNTIL PEACE ARRIVES, I'LL KEEP ON MY PRAYERS.
(平和がやってくるまで、私は祈りつづけよう)


WE ARE THE PARTY MAKER. WANNA BE YOUR BODY SHAKER.
(私たちはパーティー・メイカー。あなたの身体を揺らしたい)

DANCE TO OUR MUSIC, AND YOU'LL FEEL SO COOL.
(この音に合わせて身を躍らせれば、気持ちよくなれるでしょ)

IF YOU WANT A TRUE LOVE, BABY, DON'T BE WISHY-WASHY.
(ほんとうの愛が欲しいなら、もじもじしてるだけじゃだめ)

GIVE IT A TRY, CAUSE YOU'VE GOT NOTHING TO LOSE.
(トライしてみよう。失うものなど何も無い。)


All Rights Reserved. chi-B&masta.G



私が生まれて初めて書いて、語って、歌った詩でした。
今は無き 「QueenB & The B-Funk All Stars」ですが、
私の心には、いまでもその想い出がしっかり生きていて、
少し歳をとってしまった自分に、拙いながらも喝を入れてくれます。

masta.G、あいかわらずノリノリやわ〜。
ほんとにLIVEをするためだけに生きてる人です。これが音楽人。


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posted by chi-B at 00:36| 大阪 ☁| Comment(3) | 試聴できます♪ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月23日

菊も咲いたゎ






スーパーで買ったキクナ。

根っこの食べなかった所を植えておいたら、

すぐにグングン伸びて、んで、咲いた(・▽・)

なかなか綺麗なので思い出に。。。




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posted by chi-B at 02:37| 大阪 | Comment(2) | アマリタマリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月21日

あなたへの贈りもの

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わたしはいつも 空をみてる。
そこに あの人たちが みえるような気がしているから。

どうしてもチカラが出なく 弱気になったときにも、

「もしかしたら、じっと見守ってくれてるのかな」

そうっと自分につぶやいてみれば、


それだけでも 歩いていけると 
ほんきで思わせもらえるからです。

声が 心が 高い空のかなたへも 届きますように。
笑顔に なってもらえますように。


chi-B




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posted by chi-B at 22:59| 大阪 ☁| Comment(0) | 超独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Just hangin' loose

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誰も来ない海岸の夕暮れ。

ちいさな人影はたしかに私自身。

吹きつける強い風と

打ち寄せる波の音を聞いていた。


すべるように日が暮れて、

静かな夜が訪れた。


I was just hangin' loose.

Everything was flowin' smooth.




そしてまた朝が来て、

そっと波が寄せては返した。



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こんなに綺麗な想い出の瞬間に

ALOHA…& MAHALO


This is what I'm seeing in my mind,

when I sing my songs of the ocean...






posted by chi-B at 00:54| 大阪 ☀| Comment(0) | アマリタマリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月16日

こんなの。



のぞいてくれてサンキュ♪

こんなのが出来るらしいから使ってみました。^_^

更新、もうちょっと待っててね。

あれこれあれこれ…が消えて…はれほれはれほれ…までね。

元気ですので、どうぞご心配なく。PEACE!
posted by chi-B at 01:01| 大阪 ☀| Comment(9) | アマリタマリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月12日

Time goes by.


今日の地球の日本の
大阪の夕日です。

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こんな赤いフィルターかけなくても
もっともっと濃いオレンジ色に
身体中が包まれたことがあります。
あれはまたしても夢のような
マレーシアの森のなかでした。

村のスピーカーから
高らかにコーランの響き渡る夕方。
敬虔なモスリムの人たちが皆、
夕べの祈りのために家に入ったその瞬間。

椰子の木々と高床式住居の低く真っ黒なシルエット。

太陽の放つオレンジ色しかない世界に
呆けたように一人ぼっちで立っていた時間は
きっと生涯、忘れられない。



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おやすみなさい。
明日も元気で。

時間の砂がさらさらと
止めようもなく落ちていくけど、
どうぞ悲しまないで。
明日もまた陽が昇ります。

Much Love to you.

& when I say these words,

you've got to know

that I really mean it.

I'm for real.



posted by chi-B at 00:27| 大阪 ☁| Comment(5) | アマリタマリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月11日

いまも謎なこと


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きょうの大阪は寒かったですよ〜。雨と強風と冷え込みの一日でした。最近の私は、新しい歌を作ろうと思ってて、またもやブレイン・ストーミング中なんですが、そうして脳みその中を掃除しているうちに、ふと蘇った頭の片隅に追いやっていたある記憶。。。それは今おもってもなぜだったのかわからない高校生の頃の一こま。


女子高三年生のある日、たぶんテストが終わった日で、早く帰れる予定の日でした。同じクラスの女の子、これが名前も覚えていないほど殆ど口もきいたことない子でした、が近づいてきて「お願いがあるねん。一緒について来て欲しい所があるから今日来て欲しいねん。」と云います。中学校ならクラスメートは全員知っているけど、高校生になってからは、人数も多いし、私はいつも最後尾の座席と決めてたから、前の方に座っている真面目組とはあまり交流もありませんでした。(とはいえ、仲が悪いわけでもないのですが…)私はおふざけの過ぎる騒がしい子だったから、名前も皆に知れ渡っていただろうけど、この子はそんな雰囲気じゃなく、真面目組の一人だった記憶があります。


「どこへ?」と聞いたけれど、「何も聞かずに来て欲しいねん。」との返事に、頭の中が?マークになりながらも、人付き合いが良かったのか、持って生まれた人並みはずれた好奇心からか、しつこく聞くこともなく「わかった。行ったげるわ。」と私。乗ったことのない線の電車に乗って、遠くまで行く道すがらも、「行ったらわかるから。」とだけ云われて、こちらは遠足気分です。まだ真昼間だし、相手がかなり真面目な女の子だから怖いこともなく、でも正直ちょっぴり気持ち悪く感じてたかな。。。その子は(今も名前は思い出せないのですが)、大きな紙袋を二つほど持っていました。テスト最終日にしては大荷物やな、と思ったのを覚えています。


どこの駅で降りたのかも今は思い出せませんが、降りてから、また歩いて歩いて、山道みたいななだらかな坂を上って、着いた所は、周りを山々に囲まれた学校のような建物。看板にある文字には、「児童養護施設○○学園」の文字。「ここ何やの?」という私を軽く無視して、その子は門をくぐって中へと入っていくので、仕方なく私も中へと入りました。持っていた紙袋を一つ私に渡して、建物の玄関で大きな声で「こんにちわ〜!!」と叫んでる。


その途端、「こんにちわ〜!!」「わ〜!!」「こんにちわ〜!!」と口々に叫びながら、中からドドドドーっと幼稚園児から小学低学年くらいの子供たちが十数人飛び出して来たのには、たまげました。あっと言う間に子供たちに囲まれて、手をつないで来る子やら、抱きついてくる子にオロオロしている私に、「遊んであげて。袋に入ってるものも渡してあげて。」というクラスメート。まとわりついて離れないその子供たちの着てるものは古ぼけていて、顔もなんだか黒っぽく汚れてて、でも思いっきりの勢いで飛びついて甘えてくるのを感じた瞬間、「(じどうようごしせつ…?)あ!そうや!この子らはみんな親と離れてここで育てられてる子供たちや!」とわかりました。そこで初めてのぞいた袋の中身は、オモチャに絵本にお菓子。人数分あるのかはわからなかったけど、誰も泣いたりケンカしたりしてなかったから足りたんじゃないかと思います。そこらへんはもうウロオボエで。その施設の人に挨拶をしたのか、したんだろうけど、今はもう覚えていません。


しばらく小さい子達と遊んでから、「今度はこっちへ来て。」とのクラスメートの声に従うしかない私でした。建物の中の奥にある小部屋の続く廊下。そこでは中学生くらいの女の子たちが各部屋で静かに勉強や家庭科の縫い物のようなことをしていました。クラスメートがまた別の紙袋から取り出したものは、文房具の数々でした。ノートや鉛筆なんかです。それを渡しながら「どう?がんばってる?」なんて話している様子を見ると、どうも何回か来ているみたいでした。そこでは私は黙って後ろから見ているだけでした。


あっと言う間の数十分の滞在。最初に出てきてた小さい子らが見送ってくれました。「また来てね。」「また遊んでね。」「おねえちゃん、また来てね。」と小声で言いながら懸命に見つめてくるのを、まっすぐ見れない私が居ました。帰り道、「あの子達、親がいてないねん。」とポツッと云ってから、「でもクラスの子らに云わんといてな。今日ここへ来たことも、私がやってることも。」と云ったあの子。「なんで私を誘ったん?」と聞いたら、「わかってくれると思ったから。あんな子らが居てることを知っておいてほしかってん。」とだけ云ってました。その後、もう二度と誘われることもなく、でも毎日の挨拶はお互いに交わす間柄に戻ったのでした。私は、それ以上は聞けなかった、理由も何も。そんな思いやりを持つには幼すぎたのかも知れません。今ならもっと話を聞いてあげられただろうと思うのに、もう何十年も前の遠い昔のことです。ずっと忘れてて、ごめんね。


でも今もやっぱり謎です。なんで私だったのか。
あの前も後も、仲良しでも何でもなかったのに。
あの子は、今どこでどうしてるんやろう。
今もときどき、オモチャや文房具をぶら下げて
あの学園に行ってるんじゃないかな、と思います。


ブレイン・ストーミングの思わぬ副産物。
遠い昔のお話です。



〜★〜★〜★〜★〜



追伸:masta.Gのブログ、更新しました。
   http://mastagtalks.seesaa.net/


posted by chi-B at 01:28| 大阪 ☀| Comment(3) | Memory Lane(思い出の小径) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月07日

This One's フォーユー♪

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Here Comes The TASOGARE Season…♪


こんな季節がまたやってきた。

でもまだまだ始まったばかり。

熟すまでもう少し。

あと数ルクス




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しんどいこともありますが、

それも乗り越えていくからこそ、生まれる心のひだひだ。

慈悲のきもち。

のりこえてくれて ありがとう。

のりこえられて おめでとう。

堪忍袋を

ぐっと握り締める

その指が見えます。



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どれほど願ってもかなわないことだってあります。

それでも願う心をいとおしいと思います。

だいすきや。

どうしようもなく、がんばってしまうあなたを

そっと抱きしめたい気持ちがあります。



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はにかみやの国に生まれた私たちも

やっぱり人並みに愛が欲しくって。

それを口に出せないもどかしさが

いつも心のうちを熱くしてることを、

わかっているつもりです。


云えなくて。

だからみんな

空を見上げてるのだと。



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そんな思いのかずかずを

歌っていきながら日々が過ぎ去ります。

見ていてくれてありがとう。

思いをわかちあってくれて

ほんとうに

言葉がありません。

そんなときには

決まってこの五文字を。



ありがとう。




Photos&Words

chi-B

To

My Kind of

People.


追伸:

きっと又、あっという間に

梅雨が来ますよ。

あじさいの蕾をみましたから。



a-planFINAL.jpg



黄昏incomplete偲び草

iTunes Music Storeにて発売中。

by chi-B&masta.G




posted by chi-B at 23:00| 大阪 | Comment(4) | 超独り言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月05日

はぃ、こんばんわ。

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The Golden Weekの真っ只中、みなさんご機嫌いかが。

ど〜もこんばんわ。


今日は時間があれば春一に行こうと予定していましたが、

急に録音の準備が入って行けなくなりました。残念。

いつかきっと渋谷さんを聞く機会がきっと訪れると思いながら、

またチャンスを逸しました!(Again!ひじょ〜ぅに残念です)


新しい曲を作ろうかナ、という風が吹いてきてます。


By the way…

曲が出来始めた頃、こんなテープを各500円で売ってましたが、

まだ持ってる人いてるやろうか。。。

もう売ってませんので、大事にしててね。値打ちあるよ。^^

(Positiveに♪ Say that you think so, believing so♪)


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◆ブルー「B-Funk Ride」「To All The Dumdumz」

 フル試聴 第六話 手探りの日々
 http://chib.seesaa.net/article/35594525.html

◆ピンク「Perfect Freedom」「O-U-T!」

 フル試聴 第七話 自分VS.自分
 http://chib.seesaa.net/article/36472207.html

◆オレンジ「Y?」「Once Upon A Time In L.A.」

 「Y?」フル試聴 第八話 夢かうつつか
  http://chib.seesaa.net/article/38668052.html

 「Once Upon A Time In L.A.」フル試聴 第三話 未知との遭遇
  http://chib.seesaa.net/article/32319523.html

◆グリーン「Where'z Your Thankyou?」「Wa・Su・Re・Na・I・De」

 「Where'z Your Thankyou?」フル試聴 第九話 他人と交わりながら
  http://chib.seesaa.net/category/2547220-1.html


あの時、あの日々、カセットを買ってくれた人ありがとう!

なつかしいよね。うん。


ということで、次のステップにむけて瞑想が始まってます。

ブログは続けますので、5月もよろしくです。

春をゆっくりと楽しんで下さい。

平和は自分の気持ちから始まるようなので…まずは

LOVE 2 U。


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↑撮影:糸川燿史



posted by chi-B at 00:22| 大阪 ☁| Comment(4) | アマリタマリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月02日

第九話 他人と交わりながら


My ”ミュージック”=MUSIC+MAGIC
このカテゴリーに書くことは、私の音楽の道の記録であります。

「生演奏とデジタルな音を同時に出したいねん。
 どっちにも良い所があって、どっちも好きなんや。」

masta.G


昔のテープに入っていたトラックを使って曲を作り始めた頃、
L.A.からは続々と新しいバックトラックが送られてきました。
それをmasta.Gはいつも私に持って帰らせてくれて、
とにかく次々と作ってみるように、と云ってくれていました。

歌のネタには事欠きません。
毎日のように自分に起きる人間模様から、言いたいことが溢れ、
それを英語の歌詞にして歌い、語り。
テクニックを磨く時間はまったく持たなかったけれど、
それは後回しにして、とにかく書き続けた時期でした。
唯一のポリシーは「実話に基づいていること」。

アメリカから帰ったばかりだった私の目に映る日本人の姿。
私の目には、収入と年齢ばかり気にしているように見えました。
テレビでも雑誌でも、イチイチ名前の後ろに(…才)と
年齢が書いてあることやらが、無意味で馬鹿らしく思えたものです。
(今思えば、アメリカ人も同じように気にしてるのですが、
 敢えて、それは会話には持ち出さなかったように思います。)
もっと解放されていいはずだと思えて仕方なかった時期でした。
そんなもので、人の幸せや人格が測れるはずはないのだから。

そんな気持ちのアレコレを入れ混ぜて作った歌があります。
題名I'VE GOT YOUR BACKは「私がついてるよ!」という意味で、
ちょうどその頃、その言い回しが新しい黒人のスラングとして
アメリカ社会でちょっと流行っていたのを思い出します。
新しい、もっと前向きな考え方を広めたかったのでした。
英語だったこともあって、広まることはなかったのですが。。。

この頃だったか、テレビに歌う私がちょっとだけ流れました。
大阪城公園での録画でした。To All The Dumdumzを歌って。
ちょうどストリート音楽が流行しだした頃のハシリで。
残念ながら自分では見ていないのですが、
メチャクチャ元気にやってただろうなと思います。

I'VE GOT YOUR BACK



英語作詞・作曲:QueenB(=現chi-B)
バックトラック作曲:Kaz h.
ファイナル・ミキシング:masta.G
著作権は上記三人にあります。無断転載・配布は禁止です。

大意:
貴方の話はお金と年齢のことばかり。そんな数字ばっかりを気にしてないで。
迷ってないで、一緒に行こうよ。寂しいときには私がついてるから。   
   
私の名前はQueenB。私はミツバチ。蜂は強くて、働きモノ。
ね、私はQueenB。私の愛は甘くて深くて本物。
落ち込んだときには私の蜂の巣においで!悪を追い払って生き残ろうよ。


BAGUSで頑張って働いていた子たちや、応援してくれていた子、
そんなありがたい人たちへの思いもこの曲に込めました。
でも、こんな楽しい曲を作っている時期にも、もちろん、
気分の悪くなるような出来事は起こっていました。
それはもう記事にはしませんが、曲だけはアップしておきます。


〜〜〜◆〜〜〜◆〜〜〜◆〜〜〜◆〜〜〜


それまで仲間だと思っていた人が急に手のひらを返す。
理解できない理屈だけを残して、いつしか裏切って去っていく。
真剣に音楽をやり始めてから、それを何度も経験しました。
その始まりが前回アップした「Y?」(なぜ?)の中の驚き、
そして、次の出来事で出来上がったのが、この曲でした。
最初のバースは数年後の作品「着信拒否」でも使いました。
それは意味があってわざとそうしてあるのですが。

Where'z Your Thankyou?


















英語作詞・作曲:QueenB(=現chi-B)
バックトラック作曲:Kaz h.
ファイナル・ミキシング:masta.G
All rights reserved.
著作権は上記三人にあります。無断転載・配布は禁止です。


大意:
あなたが自分の行きたいところへ行くならば、誰も無理に引きとめようとは思わない。
私の欲しいのはほんの少しのデリカシー、あなたが去っていく前の。
私の運命が愛と嫌悪の狭間にあることに、私はもう気付いている。

あなたの「ありがとう」は何処?それを訊ねたいの。
去っていく前に、「ありがとう」の言葉はどこにあるの?

人は皆、幸せになりたいよね。
でも、あなたは幸せの意味がわかってますか?
幸せは、他人の傷や痛みの上に成り立つものですか?
私はそうは思わない。ぜったいにそうは思わない。


こんな曲の数々が出来上がった頃、新しいバンドが生まれます。
バンドの名前はQueenB & The B-Funk All Stars。
クィーンビー・アンド・ザ・ビーファンクオールスターズでした。

masta.Gさんと私が本当にやりたいこと、今も昔もそれはLIVEバンドです。目標は、トラックマスター達によって作られたバックトラックを、生で再現してさらにアレンジも加えてステージで演奏すること。それは、口で言うのは簡単ですが、並大抵のことでは出来ないことです。masta.Gも、トラックを作っているギタリストさんも、決してテキトウな演奏で納得できる人たちではないのですから。masta.Gのバンド・マスターとしての日々が始まりました。masta.Gに声をかけられて、意気揚々とメンバー達(19才〜30才代さまざまの)が集まってきました。


〜つづく〜




posted by chi-B at 03:00| 大阪 ☔| Comment(8) | 音楽物語 GROOVE TAO(道) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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